製造現場における人の動きを可視化し、併せて入力ミスや作業工数を減らしたい…
既存生産管理システムと連携し、短期間でデジタル化を実現した可視化ソリューションとは
電器メーカー R社 生産管理部
解決のポイント
- QuickNaviは、現場のデジタル化のために開発された可視化ソリューション
- RFID等情報収集ツールと現行システムを連携させ、ローコスト・短期間で導入可能
- 製造現場の知見が豊富なオープンストリームのソリューション提案力
解決
現場に寄り添い、最適な情報収集ツール活用で作業の「見える化」を実現
K氏は、他社のデジタル化への取り組みを参考にしたいと考え、機器のメンテナンスに来た取引先企業のセールスエンジニアに尋ねました。するとその担当は、オープンストリームのQuickNaviについて教えてくれました。K氏は早速同社を紹介してもらい、プレゼンに来てもらうことになりました。
QuickNaviは、オープンストリームが開発した「現場向け可視化ソリューション」で、既存の生産管理システムを改修ではなく補完する形で、ローコスト・短期間で導入可能でした。また、さまざまな情報収集ツールと組み合わせることで、入力の簡易化や自動化を容易に実現できることがわかりました。
「なにより、オープンストリームは製造現場について多くの経験と知見を持っており、当社の事情に適したツールや現行システムと連携するソリューションを提案してくれました。こうした提案内容を評価した結果、QuickNavi導入に踏み切ることができました」(K氏)
R社では、作業指示書にRFIDが添付され、それを作業台のリーダー上に置くだけで作業開始時刻が打刻されるようになるなど、作業員に負担をかけず入力が自動化されるようになりました。このシンプルなオペレーションによってヒューマンエラーが激減し、日報作成や集計などの作業工数も8割削減されました。さらに、作業工数や進捗状況がリアルタイムに共有・把握できるようになり、人員配置をスムーズかつ柔軟に最適化することができるようになりました。
「大がかりな設備投資やシステムの見直しなどをしなくても、スモールスタートで現場作業員の状況をリアルタイムに『見える化』することができました。今後は現場の人的情報だけでなく機械の稼働状況などの情報も取り込んで『見える化」して、さらに効率のよい製造現場の実現を目指すつもりです」(K氏)