新豚舎は携帯電話の通信圏外…ハイテク化養豚に思わぬ落とし穴
解決のカギは、端末システムの刷新にあった
養豚業 P社 生産管理部
解決のポイント
- Biz/Browserではオフライン時でも業務を実行し、接続可能時にアップロードする端末ソフトウェアを開発できる
- マルチ端末・マルチOS対応で、専用端末からスマートフォンへの移行が容易
解決
オフライン使用にも対応し、マルチ端末で動作するソフトウェア開発ツール
さらに情報収集を進めていたF氏はある日、WebでビジネスUIプラットフォーム「Biz/Browser」を見つけました。気になったF氏がオープンストリームに問い合わせをしたところ、すぐに担当者がP社を訪れ、製品の詳細を説明してくれたのです。
「説明によると、Biz/BrowserはOSや端末機種に依存しないUIアプリケーション開発ツールとのことでした。GUIベースで、短期間に業務用端末ソフトウェアを開発できることや、インターネットへの常時接続を前提としないオフラインでのアプリ実行が可能であると知りました。これなら新豚舎での業務に最適だと、話を聞きながら目の前の霧が晴れていくようでした」(F氏)
さらには、RFIDリーダーなどの周辺機器もサポートしてくれることも分かりました。現場が必要とする端末ソフトウェアを短期間で開発できることに魅力を感じたF氏は、上層部にBiz/Browserの導入を提案。速やかに承認され、導入が決定しました。
そしてP社では、オフラインでもRFIDの読み取りや個体情報の入力などを行えるソフトウェアを開発しました。オフラインで業務を完結できるようになったため、携帯電話回線や機器を設置する必要はありません。
「Biz/Browserはマルチ端末・マルチOSに対応しており、これまで使用していた専用端末からスマートフォンへの移行もスムーズに行うことができました。圏外でも個体情報や作業履歴を簡単な操作で蓄積できるので助かっています」(F氏)
この新豚舎での成果を高く評価したP社では、既存の豚舎で使われている専用端末についても、順次スマートフォンに置き換える予定です。