部品在庫の棚卸を月次化するため在庫管理システムを早急に一新したい
低コスト・短期間で新システムを立ち上げられた、工場向けソリューションの全容とは!
重電系電気機器メーカー V社 情報システム部
解決のポイント
- スマート工場向けに開発された在庫管理パッケージシステム“QuickLocation”の活用で、さまざまな課題が一気に解決の方向に
- 現場の環境や課題、作業員のスキルに応じて柔軟なカスタマイズ開発が可能
- ハンディターミナルで在庫情報を入力でき、かつリアルタイムで在庫状況を確認できる
- 最小の時間とコストでシステム構築可能
解決
カスタマイズ可能なパッケージソフトの導入で、毎月の棚卸に対応できるシステムの構築を実現!
M氏たちが困り果てている中、SIerの中で最後に残っていた1社、製造業の業務ソリューションに精通しているオープンストリームから、QuickLocationを提案されました。
「QuickLocationは、スマート工場向け業務パッケージ『Quickシリーズ』の一つで、在庫管理に特化したシステムでした。業界での実績も豊富で、パッケージながらカスタマイズ対応が可能なため、業務をパッケージに合わせなくても良さそうです。それに、最小の時間とコストで最適なシステムを構築することが可能というのは魅力的でしたね」(M氏)
また、ハンディターミナルから在庫情報を入力するため、現場の負担が少ないということもポイントとなりました。既存の生産管理システムやERPとの連携も可能で作り込みも容易。そのうえ在庫情報(場所、数量)がリアルタイムでどこからでも確認可能なため、倉庫内で別々の場所に保管されていてもタイムラグなしで棚卸が可能でした。
後日、オープンストリーム社の担当がV社を訪れ、現状の詳細な課題をヒアリングしたうえで、管理方法の的確なアドバイスや具体的なカスタマイズ方法が提案されました。
早速この提案を上層部にも伝え、検討した結果、QuickLocationの採用が決定しました。
一方、製造現場からは、この機会に作業員の負荷軽減のために複数の機種が混在するハンディターミナルを統一して、操作を簡易にしてほしいとの要望がありました。すぐにオープンストリームに相談して同社のアプリケーション開発プラットフォームである“Biz/Browser”も導入することにしました。
「Biz/Browserであれば、ハンディターミナルの機種やOSが異なっていても同一のアプリケーションを利用できるため、端末の入替コストを抑えられるだけでなく、現場の環境や作業員のスキルに合わせた使い勝手のよいアプリケーションを短期間で開発することができました」(M氏)
QuickLocationとBiz/Browserを組み合わせた新しい在庫管理システムの開発は順調に進んでいます。テストの結果についても上層部から高評価を得ることができ、M氏はホッと胸をなでおろします。
これを受け、まもなく本格的な試験運用がはじまる予定です。